飽きもせずに酒にのことばっかり書いてきたどうしようもないブログだが、今回は酒のことが書けない。
なぜなら、3週間ほど酒を飲んでないからだ。
こう書くと、飲みすぎて肝臓がやられてドクターストップがかかったと思う方もいるかもしれないが、そうではない。
「
鼻中隔矯正術」と「
下鼻甲介切除術」という手術をしたので、傷口や切除部分が回復するまで酒は厳禁だからだ。
漢字がいくつも並ぶ手術名をみていると、何やら命に関わる大変な手術をしたような悲劇的な気持ちになるが、実は鼻の通り道を矯正する手術で、成功率が非常に高く術例の多い手術とのことである。
僕は幼い頃から、アレルギー性鼻炎に罹っていて、鼻づまりが日常だった。
鼻のかみすぎか、喧嘩で鼻を殴られたせいか、自転車で転んで鼻から落ちたせいか、それともそれ全部かわからないが、成長するに従って鼻中隔という鼻の気道が曲がり、そのせいで鼻中の骨や軟骨が変形し、
鼻中隔湾曲症という病気になってしまった。
鼻中隔湾曲症は鼻の気道が曲がって細くなったり詰まったりして、ただひたすらエンドレスに鼻づまりになる病気だ。
残念なことに、手術以外に治療する方法がない病気だそうだ。
昔は、上唇の裏側を切ってそれを鼻までめくる方法での手術で、術後の痛みも大きく入院も2週間ほどかかる負担の大きいものだったようだ。
今は、内視鏡の鼻の穴から入れる手術で、痛みも少なく入院も1週間程度で負担も少ない。
物心がついてから鼻が左右両方が通った経験がなく、鼻づまりが日常だったのでそれに慣れてしまい、手術するほどでないと思い込んで50年以上過ごしてきた。
しかし、ここ5、6年は高い集中力を維持しないと仕事をこなせない状況になってきたので、鼻が通ればそれが改善できるのではと考えていた。
今年になって、かかりつけ医の薦めで紹介状を書いていただき、近くの公立の総合病院の耳鼻咽喉科の診察を受けてみた。
幸いなことに手術の予定の空きがあり、本当は例年通りだと年末にに向けて忙しくなるのだが、ここは思い切って来年に向けて体調を整えて、バリバリ仕事をこなして来年を飛躍の年にしようと思い立ち、手術をすることにした。
今では鼻も通り、皆さんが普通にしている鼻から深呼吸もできるようになり、頭もクリアになって快調だ。
仕事も確かに進むのだが、それより食べ物が美味しく感じられて、食が進むのがメタボ的にはちょっと不安だが。
そうは言いつつも、よく眠れて寝起きが快調なのがなによりだ。
なんで早く手術しなかったのか、なんで無駄に50年以上も鼻づまりと付き合ってきたのか、非常に悔やまれる。
そんなこんなで、忘年会も酒を飲まずに3次会まで付き合ったりして、酔っ払いのくどい話も羨ましく、早くそのくどい話の仲間に入りたくて仕方なかった。
明日で術後3週間になるので、少し酒を飲んでみようと思っている。
最初はリハビリ感覚で、ハードリカーでなくボルドー産の赤ワインを飲む予定だ。
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