僕は苦いものが好きだ。
苦いものマニアと言ってもいいかもしれない。
グーグルで検索すると、
・ビール
・コーヒー(ブラック)
・ストレートティー
・ゴーヤ
・セロリ
・たらの芽
・山菜
などが上がられているようだが、どれも大好物だ。
個人的には他にも、
・サザエ、アワビなどの貝類のワタ
・サンマや鮎、イワナ、などの魚のワタ
・炭酸水(ストレート)
・ピーマン
・ルッコラ
・クレソン
・ふきのとう
なども大好物である。
大人になって苦いものが好きになるのはよくある話だと思うが、僕は子供の頃からそうだった。
子供の頃、父が家でビール飲みながら仲間と麻雀をよくやっていたが、悪いおっさん達が冗談で僕にビールを少し舐めさせたりしていた。
正直うまいと思った。
こんなうまい飲み物があることが衝撃だった。
昔は全自動の雀卓なんてないので、寝床で牌をジャラジャラかき混ぜる音が聞こえてくると、さりげなく、その悪いおっさん達の近くに行ったりしたものだ。
大人になればこんなうまいものが飲めるのかと思って、子供心に一刻も早く大人になりたいと思ったのだが、どんなに努力しても20年かかるわけだ。
その時のビールはキリンラガービールなのだが、今でもクラシックラガーとして発売されている。
今それを飲むと、残念のことに子供のころの衝撃はなく、当たり前だが普通のビールとして飲んでいる。
大人になるということは、苦さも普通になるということか。
ところで、大人の苦さと深みを感じさせる俳優の
村野武範さんの歌う「ハマナス」という曲を昨年編曲したのだが、ありがたいことにカラオケで人気曲とのことだ。
咽頭ガンを克服したその声は、苦さもいつか普通になっていく大人の哀愁が感じられる。
きっと、そこに共感し、自分の人生を投影してみる人がいるのだろう。
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