そろそろ梅雨に入ろうかという今の季節、暑すぎず寒すぎずの良い気候が続くが、日によって湿度の差が大きように思う。
その日の湿度によって飲みたい酒が変わってくる。
もちろん体感温度の違いもあるが、その日に汗をどれだけかいたかも重要なポイントだ。
機材の放出熱のおかげで、短パンとタンクトップで大汗かきながら仕事をしているので、仕事後の冷たい1杯だけを楽しみに生きているといっても過言ではないだろう。
そんな時、泡盛を飲もうか、赤ワインを飲もうか、ビールを飲もうか、ハイボールを飲もうか、なかなか悩ましい。
「
タリスカー」というシングルモルトのスコッチウイスキーがある。
以前から「タリスカー」が好きで、自分の中では「
ラフロイグ」と同程度のお気に入りのウイスキーだ。
その日本法人が
「スパイシーハイボール」のキャンペーンをやっている。
僕はわりと天の邪鬼な性格なので、あまりそういうキャンペーンに乗らない質だと思っていたが、「スパイシーハイボール」というものがどうにも気になって、キャンペーン対象のタリスカー10年を購入してみた。
今の季節にはハイボールもなかなか良いが、しかし「スパイシー」とはどういうことだろう。
購入すると黒胡椒の燻製が入っていて、どうやらハイボールにそれを砕いてふりかける、ということだ。
サランラップに5、6粒包んで、包丁の背で叩いて砕いてみた。
それを濃いめのハイボールに振りかけて飲んでみた。
その黒胡椒の燻製は、スコットランド産の
ピート(泥炭)を利かして燻製をしたそうで、なるほどスパイシーさにプラスしてスモーキーな香りと味わいがある。
タリスカーと炭酸水と黒胡椒の刺激が一体となって、アイディアの一滴も絞れないボロ雑巾にようになった脳みそに、この上もない癒しを与えてくれる。
頭の中をエンドレスに駆け回っていた、今日の仕事のメロディーやサウンドが、だんだん遠くなっていくような気がする。
もちろん「タリスカー」でなくても、他のウイスキーでスパイシーハイボールを作ってもOKだ。
たまたまあった、アイリッシュウイスキーの「
ジェムソン スタンダード」でスパイシーハイボールを作ってみたが、アイリッシュウイスキーの独特の香りととスモーキーな香りがケンカするかと心配だったが、全然問題なかった。
タリスカーと違って、一体とならない感じ、それぞれが主張する感じ、がまた良かった。
凝り性なので、
LUFUのペッパーミルを購入してみた。
他のミルと違って粉末が広がらないので、グラスに振りかけるには丁度良い。
今晩も晩酌の最後の締めはスパイシーハイボールを飲むことにして、それだけを楽しみにアレンジと打ち込みに没頭しようと思う。
- 関連記事
-
- @
- 2018-05-30
- 酒
- トラックバック : 0
- http://deep4kotobuki.jp/tb.php/114-c781313b
トラックバック
コメントの投稿