最近、首都圏以外の方にお会いする時の手土産に「
崎陽軒のシウマイ(真空パック)」が喜ばれる確率が高いことに気がついた。
日本の食文化の中心と言っても良い「京都」においても、同様だ。
僕は東京の杉並区で育ったのだが、デパ地下などで母親が買ってくる崎陽軒のシウマイ弁当は、ちょっとしたご馳走であったが特に珍しいものではなかった。
凄く美味しいというわけではないが、冷えても普通に美味しいのが何よりの長所だと思うが。
そして、東京土産ではなく横浜土産だ。
何故なのだろう。
東海道新幹線に乗るための最寄りの駅は「新横浜」なのだが、安直にそこで手土産の「崎陽軒のシウマイ」を購入しているだけなのだが、不思議にすごく喜ばれる。
東北や北陸に行く時にも、東京駅で購入できるのはありがたいのではあるが。
その理由をこ存じの方は、ぜひ教えていただきたい。
さて、演歌に使われる意外な楽器の紹介だが、第6回は「
ケーナ(Quena)」だ。
主にフォルクローレの演奏で使用される南米のペルーやボリビアの民族楽器だ。
尺八と同じような構造で、縦笛であり、最上部の切り込みが歌口である。
音色は尺八よりフルートに近い感じで、澄んだ音色で、装飾音やビブラートなどの表現力がすぐれている。
聞いたことのある人も多いと思うが、
サイモン&ガーファンクルが歌う「コンドルが飛んでいく」のVocalとユニゾンしている笛が「ケーナ」だ。
それがどうして演歌かというと、どういうわけだか「旅情」を表現するのにピッタリの音色なのだ。
「NHK 小さな旅」のテーマ曲のイメージもあるのかと思うが、イントロの音色はオカリナだ。
ただ、そのオカリナの音色なのだが、通常のオカリナよりケーナ的に感じられる部分もあり、もしかしたらケーナの音色でもそれがイメージできるのかもしれない。
オカリナを吹いたことがある方はご存知だと思うが、音域が狭く、音量のコントロールは難しく、どんなフレーズでも吹ける楽器ではない。
ケーナは音域が広く、音量のコントロールも容易で、大概のフレーズは演奏可能なので、アレンジャーとしては使いやすい楽器である。
他にケーナの音色が旅情を感じさせる理由があるのかもしれないが、理由はともかく、使い方がはっきりしていて、ツボにはまれば大成功する、アレンジャーにとって大切の楽器の1つである。
さて、「ケーナ」はもちろん手練れのスタジオプレイヤーに演奏してもらうのが一番であるが、予算の関係で打ち込む場合、僕のお薦めは、
best service/Ethno World 6 Instrumentsこれは相当に有名なソフト音源で、特に劇伴(劇中伴奏音楽)関係で持っている人も多いと思う。
これに収録されているケーナなのだが、特に難しいテクニックを必要とせずに「それっぽく」打ち込めてしまう便利なソフト音源だ。
「Ethno World」は他にも使える民族系生楽器の音色が非常に多いので、アレンジャーに必須のソフト音源と言っても過言ではないだろう。
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