11/21発売「
勝手にしやがれ/オッサンズ(
川崎麻世・
大沢樹生)」の編曲を担当した。
この楽曲は、誰もが知っている
沢田研二さんの大ヒット曲をリメイクしたものだ。
元曲の編曲は、僕らアレンジャーにとってカリスマである
船山基紀さん。
その船山基紀さんの代表作であり、完璧なアレンジであり、誰もが一瞬にしてわかる物凄いイントロがあり、非常なプレッシャーだった。
どなたか歌手の、昭和のヒットからのカバー曲として、アルバムの1曲であったり、シングルのカップリング曲であれば、どんなに楽だったであろう。
実際、多くのカバーがあり、昭和の代表曲としてカバーすること自体は楽曲に対するリスペクトだと思う。
しかし、誰もが知っている「川崎麻世さん」と「大沢樹生さん」の新ユニットデビュー曲となると、そんな訳にはいかなかった。
普通カバー曲の編曲は、オリジナルな雰囲気をできるだけ残し、元曲に対するリスペクト感を濃厚に編曲するのだが、今回はメーカーのディレクターから、「元曲と全く違う編曲にしてくれ」とのオーダーだった。
あのイントロを変えるのか・・・
納期が厳しかった部分もあるが、プレッシャーからか、ほとんど3日間寝ないで、ただひたすら編曲した。
歌の録音にも立ち会い、ディレクションのお手伝いもした。
普段は歌謡曲や演歌の仕事が多い中で、今回は「大人のロック」。
そして熱い歌唱とサウンド。
ちょっと愚痴っぽく書いたが、本当は望むところだった。
歪んだギターの音も、ハードなドラムサウンドも、本当は大好きだったはずだ。
とにかく、今の自分の全てを出し切ったように思っている。
プロモーション用のスポット映像が公開された。
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