僕らの世代は、情報は教えてもらうもの、という感覚があるかもしれない。
何か情報が欲しい時は、師匠や、先輩や、教師や、親や、友人に、先ずは教えを請うことを考えるような気がする。
それには、教えてもらうことより先に、良い人間関係が必要だ。
良い人間関係があることが、良い情報を得るという価値観が、根強く染み付いている気がする。
それはそれで正しい面もあるのだが、反面、情報の内容が偏りやすいという問題がある。
物理的な意味で、人間関係を築けないところからの情報は得られないからだ。
音楽の作り手として感じることだが、今まで膨大なコストをかけて作り上げていたものが、イコールでは決してないが、信じられないぐらいの低コストで、その近くに辿り着けるようになってきたことだ。
「その近く」が年々どんどん近づいてきて、現時点では薄皮一枚ぐらいの感覚になってきたように思う。
それはテクノロジーの進歩であるのだが、残念ながらそれの発信地は日本ではない。
もちろん日本に先駆的に取り組んでいる人もいるのだが、僕らの世代ではまだ少数であるようだ。
これからは欲しい情報は、国境や世代を超えて取りに行かなければ手に入らない時代になってきたと思う。
もちろん、インターネットを通して情報に接することは可能なので、玉石混交する中で正確な情報にたどり着けるスキルが問われるということだ。
グーグルの翻訳も非常に優秀なので、語学力で劣等感を持ちがちな僕らの世代でも、恐れる必要はなくなってきた。
あとは実践と、スクラップ&ビルトを行う勇気を持つことだ。
今年というよりも、これからも継続して「実践とスクラップ&ビルト」の日常を生きていきたいと思う。
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