iTunesで音楽を楽しんでいる人も多いが、非圧縮でCDのデータをリッピングしても、音質的に物足りなく感じている人もいると思う。
実際PT(ProTools)にCDデータを44.1Hz/16bitで取り込んで聞き比べてみると、iTunesの方が明らかに何かが足りない。
多分、iTunesを多機能にする為に、コストをかけられなかったり容量を軽くしたりする制約もあって、データ処理する段階での演算のアルゴリズムが若干犠牲になっているのだろう。
iTunesの内部処理の解像度は知らないが、PTはHDで24bit整数演算、HDXは32bit浮動小数点演算。
やはりアプリケーション内部での演算の解像度が音質を決める部分も大きいと思う。
といういことでiTunesの音質改善には、スピーカやアンプやD/Aコンバータのアナログ部分のグレードアップより、デジタル部分のグレードアップが手っ取り早い。
そこで
Sonic Studio社の
Amarraと
Amarra Hifi。
Sonic Studio社はCDマスタリング用のソフトウェア開発で有名で、過去にはビックリするほど高価な「Sonic Solution」、現在もリーズナブルなプロ仕様のマスタリング用のソフトウェアである「
Sound Blade」などを発売している。
そのSonic Studio社が、急に何を思ったかコンシューマ用に「
Amarra」を数年前に開発した。
僕が購入したときは、開発したばかりでベータ版的な扱いで、円高もあって¥7000位だった記憶がある。
まあ、バグだらけで最初は使うのも大変だったけどね。
それが今では$189.00!
まあ、偉くなったもんだ。
そこで廉価版で「
Amarra Hifi」がある。
こちらは$49.95。
今は円安だから¥5000をちょっと越えてしまうが、スピーカーやアンプを購入するよりもかなり安いと思う。
AmarraとHifi 両方とも持っているが、若干の音質の違いはあるが一番違うのは機能の差なので、こちらでも充分だと思う。
ただ問題なのは、「Mac OS X」上でないと動かないことだ。
Winの皆さんにはまったく関係ない話でした。
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