歌の世界で「ためいき」はかなり使われているキーワードだ。
歌詞検索サイトで「ためいき」で検索すると、2000を越える楽曲がヒットする。
「ためいき」の4文字で、どんなに頑張っても自分の力では解決できないやるせない思い、哀しさ、切なさ、その他いろいろと人生や運命を感じさせることができる、とても便利な言葉だ。
そして、誰にでもあることなので共感も得やすい。
飲み会の席で誰かがため息をつくと、「ため息つくと幸せが逃げるよ」とか、「ため息ひとつで1つ年を取るっていうよ」とか、「ため息して飲む酒は苦いよ」とか、ちょっとネガティブな会話になったりすることも多い。
しかし医学的にみれば、身体に良いことのようだ。
そのことについて
日経新聞の記事(ため息つくと「幸せが逃げる」? 実は体にいいんです )で読んだのだが、リンクが切れるたり記事が削除されることもあるので、簡単に要約してみる。
「ため息は、バランスが崩れた自律神経の働きを回復させようとする、体の作用。いわば、機能回復のためのリカバリーショット」だそうだ。
ストレスで交感神経が優位になったとき、「ためいき」で浅い呼吸を深い呼吸にすることによって、副交感神経を優位にして、身体を緩めて血流を良くし、身体と脳への酸素の供給量を増やすことにより、心と身体がリラックスするとのこと。
自分流に言えば「少々お疲れのようなので、ここらで一息をつきなよ」という身体のメッセージということかな。
本格的に疲労すると「ためいき」も出ないようなので、あまり「ため息」を悪者にしない方が良いように思える。
ため息を思いっきりついて、気持を切り替えて、また日常に戻って行きましょうということで、まあどうでもいい話でした。
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