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僕ら音楽家は驕っていたのかもしれない。


Yahooトピックスで見た方も多いかもしれないが、音楽離れは「有料の音楽」離れに限らず「音楽そのものから距離を置く」という記事について。

時間が経過するとYahooトピックスのリンクがきれるかもしれないので、その記事の元はこちら

音楽を生業とする者としては、気になる記事だ。

日本レコード協会が毎年統計をとっている「音楽メディアユーザー実態調査」の最新の結果が発表され、それを受けて上記サイトの管理人がそこから分析した結果をまとめたのが、件のYahooトピックスの記事だ。



その記事を僕なりにかんたんにまとめるてみる。

日本レコード協会が、音楽の関わり合いについてアンケートをとり、その結果から音楽ユーザーを「有料聴取層」「無料聴取層」「無関心層(既知楽曲のみ)」「無関心層」の4つに分類し、学生から60代までの世代ごとに分類した最新の結果が発表された。

件の記事では、2015年から2009年まで遡って統計を比較したところ、各年代ともに2015年において急激に「無関心層」が増えたこと、特に40代以降は40%にもなるとのことだ。

記事では主に統計の分析についてで、それに対しての意見や感想がはっきり書かれていた訳ではなく、音楽業界に対して「警鐘」をならした、ということだ。



「無関心層(既知楽曲のみ)」は知らない曲に興味がないだけで音楽を聞かない訳ではなく、何かのきっかけで「聴取層」になる可能性はある。

しかし「無関心層」は音楽自体に興味がなくまったく聞かない層なので、音楽家として非常にアクセスが難しそうだ。

僕ら音楽家は、リスナーが音楽に対して有料聴取か無料聴取(YouTubeなど)か、そこばかり考えていたように思う。

有料でも聞きたい音楽を作り出しているかどうか、日々自問自答していた。

しかし、目の前にある現実はそういう次元ではない。

僕らは、ジャンルを問わなければ音楽に興味のない人がいる訳がないと、高を括っていたのかもしれない。

驕っていた部分もあったかもしれない。



日本レコード協会の「音楽メディアユーザー実態調査」や他の統計でも興味深い結果がでている。

このことについて、自分なりにもう少し深堀りして、続けてここに書いてみようと思っている。

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